TTG Asiaによると、2021年のシンガポールへの外国人訪問者数は33万人、観光収入は19億シンガポールドル(約1612億円)となり、いずれも2020年を上回った。特に第2四半期以降の3四半期については、訪問者数が前年比221%増となったほか、観光収入は第2四半期と第3四半期で92%改善した。
市場別の上位3ヶ国は中国(8万8000人)、インド(5万4000人)、インドネシア(3万3000人)。また、「ワクチン接種完了トラベルレーン(VACCINATED TRAVEL LANE、VTL)」の申請件数ではオーストラリア、英国、マレーシア、インドネシア、インドの順に多かったという。
このほかホテルでは、平均稼働率が56.2%でADRは2.7%増の158シンガポールドルとなり、RevPARは横ばいの89シンガポールドル。MICEでも、200件超のイベントが開催され国内外から5万人近くが参加した。さらに、どこにも寄港しない遊覧クルーズは、ドリームクルーズとロイヤルカリビアンインターナショナルの2社で合計300便近くを運航し、40万人以上の旅客が参加した。