Skiftによると、Deloitteによる夏の旅行についての米消費者意識調査で旅行をしないことを選択した人のうち44%が金銭的要因を理由として回答し、コロナ後で初めて健康や安全への懸念を上回った。
世帯年収別で見ると、5万ドル未満の回答者がコロナ前よりも旅行予算を大幅に削減したと答えた割合は高所得者層と比較して2倍となった。
全体としては、約60%が今年中に旅行を計画しており、夏だけでも多くの回答者が2回の旅行を予定。また51%が飛行機、57%がセルフドライブを予定しており、昨年に比べて飛行機利用が増えた一方、セルフドライブの以降は減少している。
また、Travel Weeklyによると、米国から欧州への旅行も堅調に推移。Google Flightで米国のユーザーが検索した目的地のトップ20のうち5つが欧州の都市であったほか、同メディアのアンケートでもトラベルアドバイザーの77%が過去半年間で欧州への旅行を予約。この割合はカリブ海やメキシコも上回っているという。
ただし、すべてが順調というわけではなく、ノルウェージャンクルーズラインホールディングスは第1四半期の決算で欧州市場が非常に好調と報告した一方、ロイヤルカリビアングループにとっては期待したほどではなかったという。
なお、Skiftの記事中では、燃料価格高騰による旅行への影響やワーケーションのトレンドなどについても紹介されている。