アジア太平洋航空協会(AAPA)は5月30日、アジア太平洋地域の航空会社による4月の運航概況を発表した。

旅客数が480万人で前年比272.9%増となったことに加え、有償旅客キロ(RPK)が302.7%増となって長距離路線の復調傾向が示されている。また有効座席キロ(ASK)は77.5%増で、ロードファクターは36.3ポイント増の64.9%まで回復した。ロードファクターは2020年3月以来の水準という。

旅客数の2019年比は84.8%減に留まっているが、2月時点では91.6%減の250万人であったことからすると着実な改善が見られる。

なお、概況は全日空や日本航空を含むアジア太平洋地域の主要40社のデータを集計している。