Skiftによると、米国で航空券の購入時に往復でなく片道を選ぶ消費者が増えている。

米国では、5月の航空券発券額が2020年1月以来の80億ドル超えを記録するなど需要が急回復しているが、それに合わせて航空運賃が上昇。同時に、供給座席数が完全回復していないこともあって利用可能な座席も限られるため、往復で異なる会社の便を予約する例が出ている模様。

ある旅行会社では、コロナ前は取り扱う顧客の100%が同一航空会社の往復航空券を利用していたが、現在は約50%となっているという。また、別のデータでは、米国のトラベルアドバイザーが2021年に販売した海外旅行用航空券の25%は片道で、2019年の12%を大きく上回った。

旅行時には遅延発生時の接続の問題や手荷物の再チェックインなどの面倒が予想され、旅行会社にとっても手間暇が増える状況という。