TRAVOLUTIONによると、旅行のオンライン販売時の保険取り扱いに関連するテクノロジーを提供するPattern Insuranceが業界イベントで注目の動向について解説した。

これによると、これまでの旅行保険は画一的プランの大量販売という課題を抱えていて、加入者がいざ保険金を請求しようとしたら免責事項に引っかかるなどしてネガティブな感情が募りがちだが、今後はデータとテクノロジーを活用すれば、天候不良やフライト遅延などの際に加入者が申告しなくても自動的に補償が発動する仕組みが拡大するとの予想。

これは「パラメトリック保険」と呼ばれるもので、最初に加入さえしてしまえば後はすべて自動化され、保険金の受け取りも電話も書類も必要ない。

Pattern Insuranceでは、最大60種類のモジュールを提供しており、販売する旅行商品に合わせて組み込みが可能。必要な保険の判断はAIが担当する。予約フローの最適なポイントに組み込むことで、保険自体だけでなく旅行そのもののコンバージョン率向上も期待できるという。