Travel Weeklyによると、Mastercardの調査で旅行者による支出額の回復が部門によって差が出ていることが判明した。

体験への支出額はすでに2019年の水準を34%上回っており、今年4月の分析では、バーやナイトクラブでの消費額が2019年比72%増となったほか、レストランでの支出も31%増となった。遊園地やミュージアム、コンサートなどへの支出も35%増となっている。

これに対して土産物など「物」への支出は2021年7月から体験への支出を下回っており、未だ2019年水準を回復できていない。

このほかの傾向では、地域別で欧州の回復が先行しているがアジアはばらつきがあり、シンガポールは堅調。クルーズの購入額は年初にはコロナ前の75%減であったが、現在は10%減まで回復したという。

さらに業務渡航による航空券の予約も2019年を超えはじめているという。