日本がビザなし入国や個人旅行の受け入れ再開を発表したことを受けて、海外の旅行メディアが「ついに制限撤廃」と相次いで報じている。
例えばオーストラリアのTRAVELLERは個人旅行の再開を「多くのオーストラリア人が待ち望んでいたニュース」とし、現地旅行会社の「オーストラリア人が日本への愛を再び取り戻せる」などの言葉も紹介。ウィンタースポーツや中山道でのハイキング、ジブリのテーマパークなどへの注目や円安効果への期待感を伝えている。
また、TTGによると訪日専門の英旅行会社InsideJapan Toursでは8月に入った日本旅行の予約が2019年レベルを超えたことを紹介。ウェブサイトへのトラフィックも3.5倍に大きく増加しているという。
InsideJapan Toursでは「最後の障壁と不安が取り除れた」としており、すでに再開している訪日ツアーでも参加者から「旅館のオーナーやレストラン経営者、地元の人たちから受けた歓迎が素晴らしい」との声が寄せられ「日本は本当に期待を裏切らない国」と喜ぶ様子が記されている。
このほか、TTG Miceによると、アジア発を筆頭に日本へのインセンティブツアーへの注目が高まっているといい、北海道や福岡のコンベンションビューローの状況を紹介。
一方、TTG Asiaは他国と同様に急速な需要回復に対して人員確保が間に合わないリスクを実例を交えて指摘する記事を公開している。
TTG Asiaは新たにツーリズムEXPOジャパンの会場での取材記事を掲載。全国旅行業協会(ANTA)や北谷町観光協会、旅行会社関係者の喜びの声を伝える記事も新たに公開している。
また、TTR WeeklyはExpediaのデータで日本行き航空券とホテルの検索が大きく増加していることを伝えている。