Saipan Tribuneによると、サイパンなど北マリアナ諸島で国際線を運航する新航空会社の設立が計画されている。
島間路線を運航する新航空会社マリアナスサザンエアウェイズを立ち上げたMP Enterprisesが新たに計画しているもので、早ければ来年3月の就航も可能とのこと。検討されているブランドは「Northern Marianas Airways」という。
MP Enterprisesの社長は、「地域経済を成長させ子や孫に持続可能な未来を残すためにはサイパンへの国際線が極めて重要」とし、地場の航空会社を持つことで観光でも新市場の開拓が可能になると主張。
まずはその新市場となる豪州のシドニーとブリスベンへの就航を目指すものの、日本のいくつかの都市やソウル、マニラも視野に入っており、来年末までに就航したい考えという。
機材や人員などは、アンカレジをベースにアジア/米国間の需要獲得を目指しているノーザンパシフィック航空から提供を受ける方向で協議を重ねている。
なお、Saipan Tribuneは昨年9月にもMarianas Pacific Airlinesの立ち上げ計画を報じており、こちらも(ノーザンパシフィック航空と同じ)B757で日韓両国に週2便、シドニーとブリスベン、クラークに1日1便を運航したい考えと伝えていた。