Sabreは12月7日、クリスマスから年始にかけての「フェスティブシーズン」の旅行動向を分析したレポートを発表した

10月末までの予約状況をまとめたもので、傾向としてはコロナ禍で進んだ間際化が改善しつつあるとのこと。9月と10月に入った同期間の予約の割合は2019年は55%だったが今年は60%となり、依然としてやや高いものの消費者の間で出入国の要件変更などへの不安が低下していることが見て取れる。

この数値は、米国では2019年が27%だったのに対し2021年は38%となり、今年は29%に戻ったという。一方アジアは国内旅行を含めて2019年は約55%だったが、今年は76%と高くなっている。

目的地では国内旅行や近隣国が選ばれやすく、アジア内では日本とタイの人気が高く2ヶ国だけで全体の3分の1近くを占めた。2019年には中国を加えた3カ国で全体の3分の1だったため、以前は中国に行っていた層が日本かタイに切り替えた可能性があるという。

予約数の多い出発国と到着国のペアのトップ10は下記の通り(※元データや集計方法は不明)。
1位 米国→メキシコ
2位 韓国→日本
3位 カナダ→米国
4位 米国→ドミニカ共和国
5位 韓国→ベトナム
6位 英国→米国
7位 米国→ジャマイカ
8位 韓国→タイ
9位 カナダ→メキシコ
10位 インド→UAE