Hotel Managementは12月18日、マリオット・インターナショナルでカリナリーデベロップメント担当のシニアディレクターを務めるシェフのStephen Toevs氏が2024年に注目のグルメ関連トレンドについて紹介する記事を公開した。特にインバウンドの誘致ではヒントになり得るので取り上げておきたい。

1つ目に挙げられたのはキノコ類で、プラントベースの食事やサステナブルな食事の選択肢を求める消費者が多くなる中で、肉を使ったような旨味を提供できる万能食材として利用が広がっており、2024年はタンパク質を摂取する食材としてのキノコやキノココーヒー、キノコ由来のサプリなどの注目が高まる可能性があるとしている。

2つ目は、肉の加工品であるシャルキュトリをもじった「シーキュトリ」で、塩漬けや燻製、熟成などの手法を魚介類に適用するもの。マグロのパストラミやタコのサラミ、メカジキのハムなどが人気を集めているとのこと。

3つ目は選択肢の削減で、消費者が日常生活で毎日数多くの選択を迫られているなか、レストランでは間違いのない選択を容易にできるようにすることが重要との指摘。そして4つ目は地元の食材や旬な食材の活用で、地域の文化などオーセンティックな体験へのニーズが高まっている旅行全体のトレンドにも合致している。

記事中では各項目についてのより詳しい説明が確認可能。またHotel ManagementではホテルにおけるF&B部門の利益率向上策やメニュー紹介などのコンテンツも定期的に取り上げられている。