とうとうバイデン政権が誕生しました。希望よりも不安や懸念の方が大きく感じられる船出ではありますが一つの節目であることは間違いなく、海外業界誌も期待感を表しています。バイデン氏が就任演説で繰り返した「団結(unity)」は、米国のみならず人類がコロナ禍に打ち勝つために最も必要とされるものでしょう。
トランプ氏やバイデン氏は後世の教科書でどのように記されるだろう、などと考えてしまいますが、深まる分断と未曾有のコロナ禍に直面する我々は歴史の目撃者といえます。漫画家の水木しげるさんが遺した言葉に「この世は通過するだけのものだから、あまりきばる必要はないよ」というものがありますが、厳しい状況下でも自分にできることをしながら、世界を観察する心持ちで雪解けを待ちたいと思います。