コロナで「冒険」の需要増?火山やジャングル、ジップラインなど人気に
1年超も家に閉じこもっていた人々が「快適な場所から飛び出す」ことに前向きとなっており、実際に過去にもスペイン風が米国における「狂騒の20年代」にリスクを積極的に取る風潮に繋がったとする説もある。
旅行会社の予約状況でも明らかで、氷河や活火山、ゴリラを見に行く、ジャングルをトレッキングする、といったアドベンチャー旅行への関心が増加中。
そうした中で、例えば5月に誕生した地上175m、全長516mで歩行者専用の吊り橋としては世界最長というポルトガルの「516アロウカ橋」や、6月にカナダで最も高い吊り橋として完成したブリティッシュコロンビア州の「ゴールデン・スカイブリッジ」などが関心を集めており、さらにハワイのカウアイ島で自転車でのジップライン「ジップバイキング」なども夏の間に開業を予定する。
このほかホテルでも、崖の上に吊り橋上の階段を設置したアマンギリや、インフィニティプールからビーチへのジップラインを作った「Wコスタリカ」が例示。
アフリカでは、密猟対策としてサイを捕まえて麻酔をかけタグを付けたり角を切り取ったりする作業を手伝うようなツアーも登場しているという。