入国完全停止の国は29%、ワクチンとデジタル活用で往来再開を-UNWTO
国連世界観光機関(UNWTO)の調査によると、6月1日時点で海外からの渡航者の受け入れを完全に停止している国・地域は全体の29%になるという(今年第1四半期では32%)。このうち半数超が昨年5月以前から措置を継続しており、多くがアジア太平洋地域の島嶼国とのこと。一方、アルバニア、コスタリカ、ドミニカ共和国の3ヶ国は一切の制限なく受け入れを続けている。
何らかの制限を設けているのは33%で、36%は陰性の検査結果を求めていい、こうした制限の緩和とワクチン接種率は比例関係にあるという。
地域別では、完全に閉鎖している割合がアジア太平洋では約70%に上る一方、欧州は13%、米州では20%、アフリカでは19%、中東では31%となっている。