Travel Weeklyによると、コロナ禍の米国で銃の購入が増えていることが、観光にも影響を及ぼす可能性が危惧されている。地元紙オーランド・センチネルの調査では、ウォルト・ディズニー・ワールドに火器を持ち込もうとして止められた人数が、2016年には4人しかいなかったのに対し、2020年以降は34人に増加。また、春休みのマイアミビーチでは、100丁以上の違法な銃が押収されたという。
昨年1年間の銃による死者数は2万人を超える記録的な数値となり、フロリダ州でも最近、5月、6月と銃の乱射事件が発生している。
過去にも、2016年にオーランドのナイトクラブで49人が殺害される事件が発生し、翌年にオーランドへの訪問者数は3.3%増となるなど直接の影響があるかは不明だが、銃が使用される事件が今後旅行者を傷つける可能性は十分にあり、特に海外からの旅行需要にマイナスの影響を及ぼすことが懸念される。