欧州、冬の空港発着枠が利用率50%未満なら没収へ、IATAは反発
平常時であれば、保有する発着枠の80%を使用しないと没収される「U/Lルール(Use it or Lose it)」が適用されるのに対し、コロナ禍では制限が緩和されており、今夏ダイヤではあらかじめ枠の50%を返上しておいて、残りの枠の50%を使えば良しとするルールが適用されている。
これに対して次の冬ダイヤでは、事前の返上は認めずに全体の50%を使用することを求めるもので、依然として通常の80%よりも負担は軽い。
これに対して国際航空運送協会(IATA)は不確実な環境の中で経営の柔軟性を損なうと反発しているが、空港側の団体であるACIヨーロッパは歓迎している。