Reutersなどによると、シンガポールが9月から入国制限を緩和することを決めた。9月8日以降、ドイツとブルネイからの旅行者について、ワクチンの接種を完了していてPCR検査で陰性であれば隔離を不要とする。
また、South China Morning Postによると、香港とマカオについては8月26日以降、すべての旅行者を隔離なしで受け入れていくことも決定。以前から中国本土と台湾、ニュージーランドからの旅行者に認めている仕組みを2地域にも適用したもの。
シンガポールと香港の間ではトラベルバブルの検討が1年近くに渡って続いて来たが、シンガポールが「ウィズコロナ」へと切り替える方針を決めたことで、「ゼロコロナ」の方針を保つ香港との間に乖離が生じ頓挫。今回は一方通行での隔離免除となった。
このほか、TTG Miceによると、豪州やカナダ、韓国などの国々とは、ビジネスを目的としたワクチン接種済み旅行者の入国制限緩和についても協議中という。