The Straits Timesによると、シンガポール航空、スクート、ジェットスターアジアの3社が少なくとも現場社員についてワクチン接種を義務化することを決めた。

シンガポール航空は、シンガポールベースのパイロットや客室乗務員について9月1日までの接種を義務化。スクートは12月1日までとしている。グループ全体で、稼働しているパイロットと客室乗務員の約99%は接種を終えており、またシンガポールの空港職員はすでに完了。医療上の理由または個人の選択で接種をしない場合は、職能を考慮してグループ内の別ポジションへの異動を検討する。

またジェットスターアジアは、事務職などを含む全社員に対して10月1日までの接種を要請。こちらもすでにほぼ100%が接種を完了している。全社員を対象とした理由は、運航に関わらない社員も空港で働いているためという。

このほか、Breaking Travel Newsによると、マレーシア航空もすでに稼働中のパイロットとキャビンクルーの接種を完了。マレーシアベースの社員でも、全体の95%が接種を完了しているという。

なお、The Straits Timesはキャセイパシフィック航空も6月時点で、パイロットと客室乗務員が8月31日までにワクチンを接種しない限り職を失う可能性があると警告していたことを伝えている。