THE POINTS GUYによると、エチオピア航空は、コロナ禍で旅客需要が落ち込んだのを受けて経営資源を貨物に集中投下したことでコロナ禍でも堅調な業績を維持している。

もともとあった13機の貨物機に加え、25機のワイドボディ旅客機から座席を撤去して貨物用に変更。この中にはA350も含み、A350を貨物専用にした世界初の航空会社となった。

航空貨物は通常、全体の55%が旅客機で運ばれているためコロナ禍で運休や欠航が相次いだことで供給が大幅に縮小し、一方でマスクなどを運ぶ需要は高く、価格は上昇した。

これらの結果、エチオピア航空は減便はしても運休は一切していなく、また1万4000人の従業員も雇用を継続できているといい、2020年も2021年上半期も黒字を維持している。