Internova Travel Groupがこのほど実施した調査で、米国の回答者の79%は重要な旅行を計画する際にオンライン旅行会社よりも人間に依頼したいと回答したという。

調査は6月上旬に1190人から回答を得たもの。具体的には、ネット上にない情報を人間に期待するとの声が75%、提案してほしいが71%、フライトのアップグレードやホテルのウェルカムアメニティに期待したいが73%、より手頃なプランを見つける手助けがほしいが57%、特別なイベントや体験を期待するが65%などとなった。

世代別で見ると、Z世代の56%はトラベルアドバイザーで旅行を予約したことがなかったものの、コロナ禍で52%が今後検討すると回答。特に45%は次の旅行をトラベルアドバイザーで予約する可能性について、「高い」か「かなり高い」と答えたという。

またミレニアル世代も同様で、49%が未経験ながら50%が今後の利用に前向き。次の旅行時の可能性が高いと答えたのは39%だった。

一方、X世代では未経験が39%、今後検討するが39%、次の旅行で利用する可能性ありが38%となっており、むしろ年齢が低い方が生身の人間に依頼する意向が高い結果となった。ちなみに、57歳以上の層ではトラベルアドバイザーを利用したことのない割合は22%に留まったという。

なお、Internovaは6月にも人間のことは人間が最も良く理解しているとしてトラベルアドバイザーの利用を訴える「Go Human. Book Human.」キャンペーンも開始している。