smartaviation-apac.comによると、インドネシアの国営石油・ガス会社であるプルタミナが、プリタエアーサービス(Pelita Air Service)で定期旅客便への参入を計画している。
インドネシアの航空市場ではガルーダ・インドネシア航空とライオンエアーの2社が競っているがいずれもコロナ禍で経営難に陥っており、ガルーダは2020年に24億米ドルの純損失を計上。保有機材を3割以上減らす再建計画を発表するなどしているが、政府も財政難でガルーダの救済措置を止めている状況。
こうした中で、プルタミナは債権者の1社として昨年には返済期間延長を決め同じ国営企業を助ける方針を示したように見えていたが、ここに来てプリタエアーへの投資に切り替える判断をした可能性があるという。
政府としては、ただガルーダを破綻させるとライオンエアーに市場のほとんどを委ねることになるが、プリタエアーが参入すればその事態を避けられることができ、前向きに対処する可能性もあるという。