Travel Weeklyによると、MSCクルーズは2019年6月に発生したベネツィアでの事故について240万ユーロ(約3.2億円)を支払うことで合意した。

事故は、MSCオペラがユニワールドのリバークルーズ船「リバーカウンテス」に衝突したもので、これによりリバーカウンテスは3ヶ月間運航できなくなって14回のクルーズが中止となり、ユニワールドは負傷した乗客への保証金や入院費、帰国費用の支払いに加え、約1600人の顧客に返金や補償をすることとなった。

MSCクルーズではすでに昨年3月に合計45万ユーロ超を支払っており、これは差し引かれるとのこと。

なお、ベネツィアでは8月1日から大型客船がサンマルコ広場近くのラグーンとジュデッカ運河を航行することを禁止しており、MSCの事故は長年求められていた規制実現のきっかけになった。