Travel Weeklyによると、米政府のアンソニー・ファウチ首席医療顧問はCNNの番組に出演し、南アフリカなどアフリカ南部8ヶ国からの入国制限について見直す可能性を示した。
制限はオミクロン株対策で導入したもので、欧州などでも同様の措置がとられているが、国連事務総長は「トラベル・アパルトヘイト」と表現するなど批判もされている。
ファウチ氏は、制限が対象国にもたらした苦境について心を痛めているとコメント。そして、制限はオミクロン株のリスクを確認する時間を確保するためだったとし、現時点ではデルタ株よりも重篤な症状を引き起こすとは考えられないことから、そう遠くないうちに制限を撤廃できる可能性があると語ったという。