米国で大規模な欠航と遅延が発生しているが、Travel Off Pathによると、カナダでも同様のトラブルが発生している。
カルガリーを拠点とするLCCのウェストジェットは、米国系航空会社と同様にスタッフの陽性発覚が増加して運航に影響が生じ、4日には予定していた466便のうち74便が欠航。安定的な運航は不可能として月末まで便を15%削減することを決めた。一方、エア・カナダも4日に905便中76便を欠航したが、こちらは新型コロナウイルスではなく天候が原因という。
また、afar.comによると、欧州系航空会社でも路線便数計画の縮小が相次いでいる。こちらは昨秋の好調さを受けて計画していた便数に対し需要回復が停滞したことを受けたもので、ルフトハンザ・グループは冬ダイヤ中で全体の約10%に当たる3.3万便をキャンセル。
またライアンエアーも1月の便を33%削減し、2月と3月についても様子を見ている状況だ。