ルフトハンザ・イノベーション・ハブの媒体であるTNMTはこのほど、航空会社ごとに各社のイノベーションについて世界の主要メディアで取り上げられた回数を集計したランキングを発表した。

1位のアメリカン航空と2位のユナイテッド航空は突出して多く、3位のシンガポール航空を25%ほど上回ったという。4位以下はアラスカ航空、カタール航空、サウスウェスト航空、エミレーツ航空、マレーシア航空、中国東方航空と続き、10位に日本航空が入った。アメリカン航空を100とすると、日本航空は30の割合だったという。

アメリカン航空は、非接触化のためのバッグドロップ設備の導入やeVTOL分野への出資、ユナイテッドは超音速機の購入などで注目が集まった。欧州系航空会社が入っていないことについては、「危機の際にイノベーションのプロジェクトの開始をためらう傾向がある」などと指摘している。

記事ではこのほか、空飛ぶタクシー部門と都市交通部門もランキングを掲載しており、前者では6位にホンダがランクイン。後者はAmazonが他を圧倒している。