航空メディアのSimple Flyingはキャセイパシフィック航空が直面する課題についての記事を公開している。

中国政府との関係が深いビル・ウォン氏が関わるグレーターベイ航空が中国とアジアを中心に100を超える都市への就航を計画し、さらに17.7億米ドルに相当する最大30機のナローボディ機の発注を検討中とされる一方、キャセイは過去に同社社員が香港の民主化運動に参加して北京の怒りを買ったほか、最近も乗務員が香港の厳格な検疫のルールを破り会長が公式に謝罪し、乗務員2名が逮捕される事態となった。

こうしたなかでSimple Flyingは、ビル・ウォン氏の北京での人脈を考えると、渡航制限の継続によってキャセイの経営が傾いたときの後釜としてグレーターベイ航空がウォームアップをしているのではないかと指摘している。