The Guardianによると、南極を訪れる観光や研究活動が南極の氷雪の融解を早めているとの研究結果が発表された。

船や飛行機、ディーゼル発電機などから発生する黒色のすすが雪を覆うことで太陽光の熱を集め、溶けるスピードが早くなる仕組みで、訪問者1人あたり年間で83トン相当の融解が進み、最も訪問者の多い地域では毎夏23mmずつ雪解けが余計に進んでいるという。こうしたなかで、研究施設の中にはエネルギーを風力発電に切り替えるところも出てきている。

なお、南極への探検クルーズを運航する各社でも環境負荷の軽減への取り組みは継続している。