Hospitality Trendによると、入国制限の緩和などアジア太平洋各国の政策転換が宿泊予約の急増に繋がっている状況がSiteMinderのデータで判明した。

インドネシアのホテル予約件数は3月1日には2019年の62%だったが隔離の終了とともに81%まで回復。また外国人宿泊客の割合も1月には10%だったが25%を超えてきた。

マレーシアやフィリピンでも隔離免除などの施策によって70%以上の水準に戻したほか、タイも60%超まで回復しさらに外国人の割合が50%を超えてきたという。また、ニュージーランドは外国人旅行者の受入再開を前倒しすると発表した直後に予約が20%増となったという。

なお、アジア太平洋以外の地域ではさらに予約の勢いが強く、米大陸ではカナダ、コスタリカ、メキシコ、米国が世界平均を上回り、欧州でもエストニアやアイスランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデンではすでに2019年の同時期よりも予約が増加。フランス、アイルランド、英国も90%超まで戻っているという。