HOTEL NEWS RESOURCEによると、STRが取りまとめた3月末時点の米国におけるホテル開業計画で、建設中の案件は客室数ベースで15万4881室、最終段階の計画は17万7756室となり、それぞれ前年比15.7%減と16.8%減となった。

一方、初期段階の計画は26.3%増の29万7046室と大きく増加している。

建設中の計画を都市別で比較するとニューヨークが1万4288室と他を圧倒しており、既存の客室数に対して1割超の増加となる。2位以下はナッシュビル、デトロイト、マイアミの順となった。

一方、初期段階の計画ではマイアミ、ナッシュビル、フェニックス、サンフランシスコ/サンマテオの順。マイアミとナッシュビルはコロナ禍を通してレジャー需要が堅調に推移したことで開発意欲も高まった可能性があり、サンフランシスコについては苦戦が続いている一方で今後のビジネスやグループの需要回復への期待が背景にあるとの分析だ。

記事では各都市についての具体的な数値も紹介されている。