The New York Timesによると、CDCによる航空機内や公共交通機関でのマスク着用の義務化について4月18日に米フロリダ州の連邦地裁が無効とする判決を下した。

マスク着用の義務はもともと4月18日で期限切れを迎えるはずで、国際航空運送協会(IATA)や米国の旅行観光産業からも廃止を求める声が高まっていたが、CDCは15日間の延長を決めていた。

USA TODAYによると、これを受けて米政府は米国運輸保安局(TSA)によるマスク着用の強制を終了すると発表し、デルタ、アメリカン、ユナイテッド、サウスウェスト、アラスカの各社は早速機内での着用義務の廃止を決定。例えばデルタ航空では顧客と従業員の双方にとってマスク着用は任意となったとし、急な発表のため空港などで混乱もあり得ると注意を呼びかけている。

なお、フロリダ州連邦地裁の判事はトランプ政権下で任命された人物という。