国際航空運送協会(IATA)事務総長のウィリー・ウォルシュ氏はこのほど、米国のコロナ対策調整官であるジェフリー・ザイエンツ氏に対し、書面で出発前検査の終了を要請した。また、機内でのマスク着用も不要とするよう求めている。
ウォルシュ氏は「検査によって得られる僅かな公衆衛生上の利益は、人々の渡航の自由と生活が受ける有害な影響に比べて微々たるもの」とし、目的にもはや適していない渡航制限を取りやめた他国では予約が大きく回復しており、米国などの先進国が欧州などの先行する各国に加わることでさらに力強い回復が期待できると指摘。
またマスクについても、「ショッピングモールや劇場、オフィスなどでマスクが不要となったのに機内では義務付けることに意味はない」と呼びかけた。