米国の顧客満足度指数調査(ACSI)は4月26日、旅行観光に関連する航空会社、レンタカー、OTA、ホテルの4部門について最新のレポートを発表した。
航空会社では、ジェットブルーが79点で最も高く、次いでアメリカン、デルタ、サウスウェスト、ユナイテッドの各社が77点で並び、アラスカ航空が75点で続いた。前年との変化で見ると、ジェットブルーやアメリカン航空、ユナイテッド航空は評価が高まった一方、他は低下。デルタ航空とサウスウェスト航空は前年の同率1位から陥落した。航空部門全体も1.3%減の75点となった。機内サービスの満足度低下が目立ったという。
一方、ホテルでは昨年1位のヒルトンが4%減の76点で2位となった一方、マリオットは3%増の78点で1位となった。3位以降はベストウェスタン、IHG、チョイス、ハイアット、ウィンダム、その他、モーテル6の順。
ホテルではマリオットとチョイスが3%増、ベストウェスタンとウィンダムが横ばいとなった以外は評価を下げており、特にIHGは5%減、その他は7%減などとなった。全体も2.7%減の71点で、下げ幅、指数ともに4部門で最も悪い結果となっており、特にロイヤルティプログラムやプールやスパなどの館内施設、レストランやルームサービスなどの質の評価が下がっている。
レンタカーでは、アラモ、エンタープライズ、ハーツ、ナショナル、ダラー、エイビス。バジェットの順。アラモは4%増の79点と高い評価を獲得したが他が足を引っ張り全体は1.3%減の75点となった。
OTAでは、その他が5%増の77点で1位という結果で、2位以降はOrbitz、Tripadvisor、Expedia、Travelocity、Pricelineの順となった。その他以外の各社は1%程度の増減となっているが、Travelocityのみ4%減となった。ただし、全体は1.4%増の75点と唯一上昇。キャンセルポリシーや予約・決済手続きの簡素化などが評価につながったという。
なお、4部門共通で満足度が最も高かった項目はアプリのクオリティと信頼性だったという。