TTG Asiaによると、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)はアジア太平洋地域の各国政府と協力し、渡航者のワクチン接種や健康状態を確認するためのデジタル証明書の仕組みを構築したい考えだ。

現在は世界各国で異なるシステムが動いているが、システムの統合は不可能でもEUのグリーントラベルパスが現在は62ヶ国で導入されているように、それぞれのシステム間を繋ぐプラットフォームの構築は可能との考え。次のパンデミック発生時に向けては不可欠と訴えている。

各国政府の積極的な協力が必要となるが、WTTCのシンプソンCEOは「パンデミックが力と観光にとって良かったことがあるとすれば、世界中の大臣に、旅行と観光が自分や自国民の生活にもたらす本当の経済価値をやっと理解させたこと」であるとして、閣僚レベルでの調整に向けて強く働きかけているところという。