入国制限の緩和した東南アジア各国への旅行者の回復が報じられている。
TTG Asiaによると、タイでは5月3日までに85万3165人が来訪し、4月25日までと比較すると13万9982人の増加。英国からが7万4414人と最も多く以降はドイツ、ロシア、インド、米国からと続いているところで、来年には2019年の半分となる2000万人の目標を掲げているが、達成が見えているという。
また同サイトの別の記事では、インドネシアが今年の「180万人から360万人」の目標達成に向けて順調に進んでいることを紹介。11月開催予定のG20サミットも生かしつつ座席増に務める方針で、特に豪州、シンガポール、フランス、英国、米国での誘客に注力するという。
このほか、TTR Weeklyによると、マレーシアのランカウイ島でも5月27日までに89万人が訪れており、年内に約250万人の来島を見込んでいるとのこと。今後はイベントでの需要喚起を目指すほか、国外では旅行業界向けの活動を強化し、さらに欧州からの座席確保へインセンティブも用意する。2019年の外国人来島者数は389万人だったという。