ロシアによるウクライナ侵略にともなうロシア領空の飛行禁止で最も影響を受けている航空会社のひとつがフィンエアーだが、Reutersによると現在は路線網の見直しと事業規模の縮小を進めているという。
フィンエアーは長年、ヘルシンキの地の利を生かして日本などアジアと欧州の間の需要を結ぶ戦略で成長してきていたが、今回の飛行禁止により見直しを迫られているところ。現在は米国、東南アジア、インドへの注力を計画しているほか、中東の可能性も検討。
ただし、もともとのアジア路線の規模を置き換える水準ではなく、夏の間は座席供給力の10%をルフトハンザとブリティッシュ・エアウェイズにリースしているという。