今後10年間で観光分野に1兆ドルを投じる計画を示すなど観光振興に力を入れているサウジアラビアで、ホテルの開発計画のニュースが相次いでいる。
以前からIHGが7軒、ヒルトンが75軒超、あるいは紅海開発計画で第1段階は16軒3000室が予定され、そのうち9軒はエディション、セントレジス、フェアモント、ラッフルズ、SLS、グランドハイアット、IHG、シックスセンシズ、ジュメイラに決まったといったニュースが届いていたところ。
これに加えてBreaking Travel Newsはこのほど、アコーが今後3年間で6000室を開業予定と報道。また、紅海開発計画で新たにリッツ・カールトン・リザーブ、ミラバル、ローズウッドが加わったこと、東部州で5ツ星ホテルやレジデンス、レストランなどを含むノブの複合施設建設も合意されたことも伝えている。
サウジアラビアは人権問題などで批判も受ける立場にあり、改善の努力は見られているとされるものの、ホテル各社の前のめりの姿勢に対しては、各社がウクライナ戦争についてロシアを人道的見地から批判していることと比較して懐疑的に見る記事も届いている。