Travel Weeklyによると、国際空港評議会(ACI)ヨーロッパはこのほど発表したレポートで、EUが進めている航空業界の温室効果ガス排出削減計画によって2030年までに航空運賃が16%値上がりする可能性があると予想した。

計画は「Fit for 55」と呼ばれるもので、2030年の排出量を1990年比で少なくとも55%削減することが目標。

レポートでは、この計画により特に欧州域内の路線に大きな影響が生じ、航空運賃が16%上昇するほか需要が11%減少し航空ネットワークを損なうと指摘。地方空港や観光地の地域経済にも影響を及ぼすとしている。欧州域外への路線については運賃が2%増、需要が4%減とした。