ノルウェージャンクルーズラインホールディングス(NCLH)はこのほど、サステナビリティへの取り組みの一環として、グループで使用する鶏肉と卵、豚肉、水産物の4つの項目について動物の扱いを法的、倫理的、人道的に責任ある調達方法とする目標を設定した。

これは「アニマルウェルフェア(動物福祉、家畜福祉)」といわれる分野で、NCLの今回の目標では、例えば鶏肉は北米での購入について2024年までに100%を動物福祉団体Global Animal Partnershipの基準を満たすサプライヤーからとする計画。卵も2025年末までに米国のサプライヤーからの調達をすべてケージフリーのものとする。

豚肉は2025年までに、後ろを振り返ることもできない「妊娠ストール」と呼ばれる檻を使わずに飼育された豚肉のみに切り替える。水産物も2025年までに公的認証機関が承認する100%持続可能な水産物に切り替えられるようにするという。

ちなみにこの「妊娠ストール」の問題については、日本ハムも2030年度末までに国内の全農場で廃止することを発表している。