Breaking Travel Newsによると、Software Development LLCはこのほど、ホテルなど宿泊施設で客室の解錠、照明や空調、カーテンの調整、ハウスキーピングの依頼などをスマートフォンなどの端末でできるようにする「Bodhi Guest App」を発表した。
特徴はブラウザベースで動き、アプリなどのインストールが一切不要である点。施設側が宿泊客にリンクを送信すればすぐに使用できるようになる。
一般的なPMSに接続できるほか、施設のアプリへの組み込みも可能という。
一方、PhocusWireによると、欧州のスタートアップ企業でアプリをベースに宿泊体験のデジタル化に取り組むShackleはこのほど550万ドル(約7.5億円)を調達した。
Shackleはチェックインや解錠、飲食サービスの注文、支払いなどがすべてアプリ上でできるシステムを開発しており、アプリのダウンロードは必要だが、一度ダウンロードすれば他の対応ホテルでも利用可能となる。
また、施設側に対してはユーザーの行動やニーズについてデータを整理し、ゲストのプロファイルやペルソナを構築する機能も提供。現在はアコーやルーブルホテルズなどが利用しているという。