シンガポール・チャンギ空港は8月21日、コロナ禍で2年にわたって停止していたターミナル5の開発計画について、2030年半ばまでの供用開始を目指すことを明かし、コロナ禍の知見を反映した新しい計画概要を発表した。
新ターミナルは、現在のチャンギ空港とほぼ同じ面積となる1080ヘクタールの土地に完成予定で、最大で年間約5000万人の旅客に対応。2年後に建設を開始し、旅客数の増加に合わせて2段階に分けて工事を進める。
コロナ禍での経験から、必要に応じて小さな「サブターミナル」に分割して運営できるようにするほか、換気システムも強化。またサステナビリティへの取り組みにも力を入れ、旅客の利便性と労働生産性を向上するためのテクノロジーも積極的に導入する。