英国のエリザベス女王が9月8日に亡くなったことを受け、世界の旅行関連メディアでも追悼の記事が多数掲載されている。
当然ながら英国の業界誌では特に多く、例えばTTGは9日に英国の旅行観光産業における発展と進化の節目に女王が立ち会ってきた場面を写真とともに紹介。
また、同じく9日にヒースロー空港とブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が70年に渡る在位期間を振り返り深い悲しみを表明していることや、「QE2」を初め多くの船の誕生に関わったキュナードやP&Oクルーズによる追悼も伝えている。
同じく英国のTravel Weeklyは米国や豪州、カナダ、フランス、ジャマイカの政府が追悼のコメントを出したことに加え、エンパイアステートビルやリオデジャネイロのキリスト像、ロサンゼルス市庁舎などがライトアップされたこと、逆にエッフェル塔は明かりを消して悼んだことを紹介している。
このほか、Breaking Travel Newsによると、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の社長兼CEOもコメントを出しているという。
一方、GLOBETRENDERは女王が公務などで世界中を旅してきた様子を写真で紹介。航空系メディアも女王と航空業界の発展の歴史を重ね合わせる記事を公開しており、例えばSimple Flyingでは、女王が利用してきた多くの航空機について写真や動画を交えて紹介している。
なお、ヒースロー空港のターミナル2は2013年に「クイーンズターミナル」と改名され、翌年の式典には女王も臨席したという。