TRAVOLUTIONは9月23日、ドバイでアマデウスが開催した業界イベントからシンガポール航空(SQ)とフィンエアー(AY)によるNDC活用の現状と今後について紹介する記事を公開している。
SQの記事では、NDCへの移行比率が15%に達しておりダイナミックプライシングのテストも最終段階にあること、さらにこれまでサイトのみで利用可能だったサービスがNDC経由でも利用可能になることを伝えている。新たに利用できるようになるサービスは、例えば上級クラスの旅客に100種類以上の食事メニューの選択肢を提供する「Book the Cook」などがあるという。
一方、AYはかねてから2025年末までに旧来のEDIFACTでの流通を終了することを明言するなど強い姿勢を打ち出しているが、今回の記事でもNDCとEDIFACTの双方をサポートすることに「うんざりしている」「もうたくさん」との発言が取り上げられているところ。登壇したAYのSVPは、旅行会社など非直販チャネルの全プレーヤーに「現代世界」への移行を促したという。
それぞれの記事では、各社の取り組みの詳細などについても説明されている。