ナショナルジオグラフィックは10月11日、アルジェリアの観光の可能性を解説する記事を公開した

アフリカ大陸北岸でモロッコとチュニジアの間に位置するアルジェリアは日本の6倍以上の国土を持つ広大な国だが、年間で訪れる外国人旅行者の数は200万人ほどで、そのほとんどがVFRや同国にルーツを持つ人々とのこと。

観光の世界でほとんど無名な理由のひとつは、19世紀から20世紀にかけての植民地時代と独立の歴史のなかで、フランスによる文化の破壊や独立闘争などを通して深い反西欧感情を生んだため。また、隣国が観光客を増やした1990年代に内戦に見舞われたことや、石油資源による収入が強固であることなども影響しているという。

しかし、ナショナルジオグラフィックは訪問に対する報酬は大きいと指摘。首都アルジェやコンスタンティンなど地中海沿岸の歴史的都市や、古代ローマの前哨基地だったジェミラやティムガッドなども世界遺産として残る。そして現在は旅行者を受け入れる意欲も高まっているといい、記事ではアルジェリアを旅することで体験できる各地の魅力が詳細に説明されている。