Travel Weeklyによると、ノルウェージャンクルーズラインホールディングスのフランク・デル・リオCEOが業界イベントで登壇し、注目を集めている「non-commissionable fare(NCF)」へのコミッション支払いについて説明した。

同氏は、コミッションはただの景品や無料サービスではなく、見返りを求めるものだと明言。集まったトラベルアドバイザーに対し、「我々はあなた方が成功のために必要なすべてのツールを提供し、あなた方は我々に愛とサポートを返す」ことによってWin-Winの関係を構築することが狙いだと語ったという。

年間の予算は2000万ドルといい、これを超える予約の増加を期待。「テレビやラジオの広告、ビルボード、ダイレクトメールに何百万ドル、何千万ドルを投じても面白くない。それよりもあなた方に金を払いたい」とも語ったとのこと。

また、うまくいけばオーシャニアやリージェントセブンシーズへの展開も視野に入れるものの、効果次第では取りやめる可能性もあり。

なお、コミッションの受け取りのためには120日以上前に予約することに加えて、事前にマーケティングプランの提出が必要となる。