Travel Weeklyによると、IdeaWorksCompanyがこのほど発表した調査結果で航空会社の2021年のアンシラリー収益が旅客1人あたり29.96ドルとなり2019年を39%も上回った。
アンシラリー収益を発表している75社の数値をもとに集計したもので、手荷物や座席指定、WiFiなどのほか、提携銀行などへのマイル/ポイントの販売、レンタカー販売時のコミッション収入なども含む。
収益全体に占めるアンシラリー収益の割合では、欧州のウィズエアーが56.0%と最も高く、19年比でも10.6ポイントと大きく増加。2位以下はフロンティア、スピリット、アレジアントと米系が続いた。
一方、1人あたりの収益では、コロナ禍で旅客数が激減したこともあってか香港エクスプレスが88.21ドルで1位に。2位以下はJet2.comの87.17ドル、カンタス航空の85.88ドル、エア・カナダの70.58ドルなどとなった。