THE POINTS GUYによると、米メイン州のバーハーバーでクルーズ船などの受入制限について住民投票が実施され大賛成が過半数となった。コロナ禍からの需要回復とともにオーバーツーリズムへの不満が高まっていたという。

夏のシーズンに同地を訪れるクルーズ船の乗客と乗員の数を1日1000人のみに制限するもので、9月に町議会は1日あたり最大3500人から3800人の範囲とすることでクルーズ業界と正式に合意していたが、今後はこれまで寄港してきた船の多くが締め出されることになる。

バーハーバーの人口は5000人ほどで、投票では賛成が約58%、反対が約42%で16ポイントの差が着いたとのこと。一方、メイン州ポートランドでも同日に同様の内容の住民投票が実施されたが結果は真逆だったという。

米国ではフロリダ州キーウェストでも住民投票で客船の停泊制限を決定したがクルーズ業界のロビー活動もあるなかで州が結果を覆していた。しかし、ヴァージン・ヴォヤージュのように地元の意思を尊重して寄港を中止する企業もある。