エミレーツ航空などが生体認証技術の活用を進めていることを先週取り上げたが、The Washington Postによると米国運輸保安局(TSA)も積極的に取り組んでいる。
現在、ワシントンやロサンゼルスなど主要16空港でテストしているが、早ければ来年にも全米に拡大したい考えとのこと。
パスポートなどの顔写真と空港で撮影する顔写真を比較した上で顔認証による搭乗などが可能となるもので、従来の人間の目だけの確認よりもセキュリティの強化に繋がるほか効率の向上も期待されるところ。
ただし、黒人やノンバイナリーの旅行者などは誤認識を起こす確率が高いとされるなど懸念もある。またプライバシーなどを懸念する旅行者は今のところ使用しない選択も可能という。