ホテル企業によるクルーズ参入が大きなトレンドとなっているが、1月12日にはアコーもオリエントエクスプレスでの客船事業の開始を発表した

創業140年の豪華列車事業で培ったサービスやプロダクトを海上でも発揮しようとするもので、世界最大となる帆船「Orient Express Silenseas」を建造する。

新造船は2026年の就航を計画。1本あたり1500m2の帆を持つ3本のマストがLNGエンジンとともに推進力をもたらす。全長は220mで54室のスイートは平均70m2とする。

なお、基本合意書には2隻の発注が盛り込まれている。

ホテル企業による客船事業への参入は、リッツがようやく就航したほかアマンやフォーシーズンズも計画を発表済み。これらの先行事例では「クルーズ」という表現が避けられる傾向にあり、既存のクルーズにはない新しい体験を提供するとの意気込みが見えている。