HOTEL NEWS RESOURCEによると、Lodging Econometricsは中国を除くアジア太平洋地域における2022年第4四半期末時点でのホテル建設計画を集計し、その数は施設数が前年比5%増の1903軒、客室数で2%増の40.4万室となった。
建設中の案件は946軒21.1万室だったが、12か月以内の着工予定は317軒6.6万室に留まった。しかし、早期段階の計画は過去最多となる640軒12.8万室で、施設数で20%増、客室数でも14%増と大きく伸長。ラグジュアリー、アッパーアップスケール、アップスケールのブランドが特に増加しているという。
計画数が最も多い国はインドで383軒4.8万室。2位以下はベトナムの240軒8.9万室、インドネシアの227軒3.7万室、タイの167軒4.0万室、日本の150軒3.1万室と続いた。一方、都市別ではバンコク、ソウル、ジャカルタ、クアラルンプール、プーケットの順だった。
会社別ではマリオットが281軒6.0万室で最多。以降はアコーの215軒4.8万室、IHGの158軒3.3万室、ウィンダム・ワールドワイドの125軒3.1万室、ヒルトンの91軒2.1万室となった。記事ではさらにブランド別の概況も示されている。
なお、2022年に同地域内で新規開業したホテルの数は318軒で5.9万室となり、2023年には370軒7.2万室、2024年には400軒7.8万室の営業開始が見込まれるという。