Skift MEETINGSによると、コロナ禍でダメージを受けた展示会/見本市のビジネスも少しずつ回復してきている。

携帯電話などモバイル分野で世界最大の展示会であるMWCバルセロナは、2020年に開催12日前になって中止を決めることになったが今年は8万人以上の参加が見込まれている状況。コロナ以前の5年間は平均で10万人以上が訪れていたのに比べると回復の途上ではあるが、昨年の6.1万人からは大きく増加した。

回復の鍵となるのがアジアからの参加者だが、5月にフランクフルトで開催予定のIMEXでは韓国や中国からの申し込みが大きく増加してきているという。

このほか、MWCは昨年はキャンセルとなった上海のイベントも6月に開催予定。こうした地域別イベントの増加によって、MWCバルセロナなどグローバルでの一大イベントへの来場者数が回復しきらないことも一つのトレンドとなる可能性もあると指摘されている。