TTGによると、英消費者団体によるメディアWhich?はこのほどOTA4社と航空会社の公式サイト上で運賃や手数料の額を比較してOTA側の詐欺的な販売方法に警鐘を鳴らした。
調査対象となったOTAはeDreams、Gotogate、Kiwi、Opodoの4社で、28の調査条件のすべてでアンシラリーサービスをOTAで予約しようとすると航空会社の直販よりも高く請求される結果となった。これに対して、最初に提示される本体運賃は直販よりもわずかに安い傾向にあったという。
例えばeDreamsでのガトウィック空港から米国オーランドへのブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の航空券では、運賃は556ポンドでBA直販よりも2ポンド安く表示されたものの、受託手荷物と座席指定を加えると258ポンドも値上がりして814ポンドとなり、BA直販における同条件での712ポンドを大きく上回った。
記事ではこの他の事例や、契約していないのにスクレイピングで勝手に販売しているとライアンエアーが非難している状況、本来は手数料などを支払うことなく利用可能な遅延・欠航発生時の補償制度について不要なサポートサービスを提案していることなども紹介されている。